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重傷
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おもで
ふりがな文庫
“
重傷
(
おもで
)” の例文
足利の城戸では、わが家の郎党五名が斬られ、六名は
重傷
(
おもで
)
を負うた。——しかも、手をくだした中には、高氏の弟直義もいたとのこと。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何
(
なに
)
さまこれは負傷したのに相違ないが、それにしても
重傷
(
おもで
)
か
擦創
(
かすり
)
かと、
傷所
(
いたみしょ
)
へ手を
遣
(
や
)
ってみれば、右も左もべッとりとした
血
(
のり
)
。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
繰り返しても甲斐はない! ……今後は
贖罪
(
とくざい
)
あるばかりじゃ! ……お浦、そちのその
重傷
(
おもで
)
では、生命取り止むること
覚束
(
おぼつか
)
ないかもしれぬ。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
姉小路少将は
重傷
(
おもで
)
に屈せず、奪った刀を杖について、吉村に介抱されながら邸へ戻って来たが、玄関に上りかけて
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“重傷”の意味
《名詞》
重 傷(じゅうしょう、おもで)
命に別状のない程度の大怪我。
(出典:Wiktionary)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“重傷”で始まる語句
重傷者