“おほげさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大袈裟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト何も大袈裟おほげさに云ふ必要もないが、其歌を自分の教へてやつた生徒は其夜僅か三人(名前も明らかに記憶して居る)に過ぎなかつたが
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
戦争と名のつくものゝ多くは古来から大抵んなものかも知れないが、ことに今度の戦争は、その仕懸しかけの空前に大袈裟おほげさだけ
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
手先てさき火傷やけど横頬よこほゝのやうな疼痛いたみ瘡痍きずもなかつたが醫者いしや其處そこにもざつと繃帶ほうたいをした。與吉よきちばかりして大袈裟おほげさ姿すがたつてかへつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)