“おのず”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オノズ
語句割合
82.5%
自然16.7%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪も髯も真っ白なのに、面は桃花のごとく、飛雲鶴翔ひうんかくしょうの衣をまとい、手にはあかざの杖をもって、飄々ひょうひょうと歩むところおのずから微風が流れる。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手ぶらでも帰られまい。五助さん、ともかくも貰ってくよ。途中で自然おのずからこのふたが取れて手が切れるなんざ、おっと禁句
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
賤女しずのめの風はしているが京師けいしの公卿に縁ある者、おのずと備わる品位と美貌びぼうは、恥を含んで一層美しく、右門の眼にも見えるのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)