“おおむかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大昔86.7%
大古6.7%
太古6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしむかし大昔おおむかしいまから二千ねんまえのこと、一人ひとり金持かねもちがあって、うつくしい、気立きだてい、おかみさんをってました。
甲斐の国、甲府の土地は、大古おおむかしは一面の湖水であったということです。冷たい水が漫々と張り切って鏡のようになっていると、そこへ富士の山がかおを出しては朝な夕なの水鏡をするのでありました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
氷の雨塚とは太古おおむかしのいまだ開けざる頃の人の住家もしくは墓穴のたぐいを、むかし氷の雨降りたる時人々の隠れたりしところならんと後のものの思いしより呼びならわせし名にやあるべき
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)