“うれた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウレタ
語句割合
60.0%
20.0%
憂痛20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真女児は、「我身おさなきより、人おおき所、あるいは道の長手ながてをあゆみては、必ず気のぼりてくるしきやまいあれば、従駕ともにぞ出立いでたちはべらぬぞいとうれたけれ」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ここにその兄に白して曰はく、「は伊豆志袁登賣を得つ」といふ。ここにその兄、弟の婚ひつることをうれたみて、そのうれづくの物を償はざりき。
ここに大長谷の王、そのかみ童男おぐなにましけるが、すなはちこの事を聞かして、うれたみ怒りまして、そのいろせ黒日子のもとに到りて、「人ありて天皇を取りまつれり。いかにかもせむ」
あはれ世は斯かるさまに移ろひゆくならひとは云へ、旧りしものの次次つぎつぎに忘られゆくは憂痛うれたきかな。
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)