“うたまろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌麿94.7%
哥麿2.6%
歌麻呂2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで選択の自由のきく細い目のうちで、理想ができてしまったのが、歌麿うたまろになったり、祐信すけのぶになったりして珍重がられている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
衣類きものより足袋たびく。江戸えどではをんな素足すあしであつた。のしなやかさと、やはらかさと、かたちさを、春信はるのぶ哥麿うたまろ誰々たれ/\にもるがい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「見た事も聞いた事もないに、これだなと認識するのが不思議だ」と仔細しさいらしく髯をひねる。「わしは歌麻呂うたまろのかいた美人を認識したが、なんとかす工夫はなかろか」
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)