“いまごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今頃97.6%
今比2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左樣さうだ、今頃いまごろ彌六やろく親仁おやぢがいつものとほりいかだながしてて、あの、ふねそばいでとほりすがりに、父上ちやんこゑをかけてくれる時分じぶん
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「あの時にいさんがくならないで、だ達者でゐたら、今頃いまごろわたくしうしてゐるでせう」と三千代は、其時をこひしがる様に云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「そうかも知れんよ、今比いまごろそんなに蠅がおるものか」と、女房が云った。
蠅供養 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)