“いにし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いづれも「いへ」に生命を感じたいにしへびとの面目めんもくを見るやうである。かう云ふ感情は我我の中にもとうの昔に死んでしまつた。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なし酒の機嫌きげんいにしへの物語りなどして品川より藝者げいしやよび大酒盛となりて騷ぎ散す中はや暮相くれあひと成ければ仁左衞門はやがて身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だから耶蘇教徒は父のために存在している。儒者じゅしゃ孔子こうしのために生きている。孔子もいにしえの人である。だから儒者は父のために生きている。……
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)