“いつつゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一槌50.0%
一對25.0%
一鎚25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかに頑愚ぐわんぐの手にありしとはいひながら、稀世きせいの宝玉鄙人ひじん一槌いつつゐをうけてほろびたるは、玉も人もともに不幸といふべしとかたられき。
れに邪心じやしんなきものとおぼせばこそ、幼稚えうちきみたくたまひて、こゝろやすく瞑目めいもくたまひけれ、亡主ばうしゆなん面目めんぼくあらん、位牌ゐはい手前てまへもさることなり、いでや一對いつつゐ聟君撰むこぎみえらまゐらせて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
法諡寂苑院じやくをんゐん淨譽玄清居士である。四代三右衞門の覺了院性譽一鎚いつつゐ自聞居士は、明和六年四月二十四日に四十六歳で歿した。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)