“いちはや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逸早93.4%
逸疾4.9%
逸時0.8%
逸速0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして川岸から三十間ばかり上の方まで来た時、右手の岩の上の大きな樫(かし)の枝が、ザワ/\と動くのが逸早(いちはや)く与兵衛の眼(め)に映りました。
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
一掴み馬上に掻遣(かいや)り、片手に手綱を控えながら、一蹄(いってい)三歩、懸茶屋の前に来ると、件(くだん)の異彩ある目に逸疾(いちはや)く島野を見着けた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、間(ま)もあらせず、今度は印半纏(しるしばんてん)を被(き)た若いものに船を操(と)らせて、亭主らしい年配(としごろ)な法体(ほったい)したのが漕(こ)ぎつけて、「これは/\太夫様(たゆうさま)。」亭主も逸時(いちはや)く其を知つて居て、恭(うやうや)しく挨拶(あいさつ)をした。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
発する巨大の怪獣何処(いずこ)よりともなく市中に現われ通行の人々を脅かし府庁官邸の宅地附近にて忽然消滅に及びたる記事は逸速(いちはや)く本社の報じたるところ読者の記憶にも新たなるべきがその後怪獣の姿を
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)