“逸時”の読み方と例文
読み方割合
いちはや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、もあらせず、今度は印半纏しるしばんてんた若いものに船をらせて、亭主らしい年配としごろ法体ほったいしたのがぎつけて、「これは/\太夫様たゆうさま。」亭主も逸時いちはやく其を知つて居て、うやうやしく挨拶あいさつをした。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)