“いたど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
板戸87.5%
板扉12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
など打返うちかへそのむかしのこひしうて無端そゞろそでもぬれそふ心地こゝちす、とほくよりおとしてあゆるやうなるあめちか板戸いたどうちつけのさわがしさ、いづれもさびしからぬかは。
雨の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と、かれがひきょうな声をうわずらしたせつな、狩屋建の板戸いたどひさしッぱになって、メキメキと飛びちった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木目もくめを洗出された時代のさびのある板扉いたどの中央に取附けた鎌倉時代の鉄の鰕錠えびじょうが頗る椿岳気分を漂わしていた。
厚い板扉いたどを開けて、奥平貞能は中へ入るなり、大声で告げた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同役の者とみえ、時々、板扉いたどを細目にあけて
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)