“あんざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
安座55.6%
安坐33.3%
鞍坐11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のべければ先々ゆるりと安座あんざして火にあたり給へといふ吉兵衞は世にも有難ありがたく思ひ火にあたれば今まで氷たる衣類いるゐの雪もとけかみよりはしづくしたゝり衣服はしぼるが如くなればかの男もこれを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
絶えて久しきわが家の風呂ふろに入りて、うずたかき蒲団ふとん安坐あんざして、好めるぜんに向かいて、さて釣り床ならぬ黒ビロードのくくまくらに疲れしかしらを横たえて、しかも夢は結ばれず
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
誰となく口々に答えるをよそに、秀吉はなお鞍坐あんざのまま
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)