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安坐
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あんざ
ふりがな文庫
“
安坐
(
あんざ
)” の例文
広い室内の
隅
(
すみ
)
の方へ、
背後
(
うしろ
)
に三角の
空
(
くう
)
を残して、ドカリと、
傍床
(
わきどこ
)
の前に
安坐
(
あんざ
)
を組んだのは、
箏
(
こと
)
の、
京極
(
きょうごく
)
流を創造した鈴木
鼓村
(
こそん
)
だった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
絶えて久しきわが家の
風呂
(
ふろ
)
に入りて、うずたかき
蒲団
(
ふとん
)
に
安坐
(
あんざ
)
して、好める
饌
(
ぜん
)
に向かいて、さて釣り床ならぬ黒ビロードの
括
(
くく
)
り
枕
(
まくら
)
に疲れし
頭
(
かしら
)
を横たえて、しかも夢は結ばれず
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
柱にもたれ
安坐
(
あんざ
)
して
暫
(
しばら
)
く
眺
(
なが
)
めたるこそ
愚
(
おろか
)
なれ。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“安坐”で始まる語句
安坐趺跏