“ありがて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有難78.8%
難有21.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なアに、こっちが勝手なんで、有難ありがてえな。ト、ト、ト、散ります散りますと来やがる。へッ、へッ、い色をしているぜ」
さぶは考えてみてから首を振った、「だめだ、そう思ってくれるのは有難ありがてえが、おら、おめえの重荷になるばかりだ」
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
難有ありがてえ、と無法に大きな声をするにぞ、主人は叱りて、「馬鹿め、人が聞かあ。後は何をささやくか小声にてちっとも聞えず。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
れなあ、そんでも難有ありがてえことに、水浸みづびたしつたいへさは役場やくばから一軒毎えつけんごめらわたしになつたんだよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)