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あひあい
ふりがな文庫
“あひあい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
相愛
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相愛
(逆引き)
その罪の
故
(
ゆゑ
)
に男は苦み、その苦の故に女は憂ふると
為
(
せ
)
ば、彼等は誠に
相愛
(
あひあい
)
するの堅き者ならず
哉
(
や
)
。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
舞台は
相愛
(
あひあい
)
する男女の
入水
(
じゆすゐ
)
と共に
𢌞
(
まは
)
つて、女の
方
(
はう
)
が
白魚舟
(
しらうをぶね
)
の
夜網
(
よあみ
)
にかゝつて助けられる
処
(
ところ
)
になる。再び
元
(
もと
)
の舞台に返つて、男も同じく死ぬ事が
出来
(
でき
)
なくて
石垣
(
いしがき
)
の上に
這
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
る。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
陸軍中佐なる人の娘と
相愛
(
あひあい
)
して、末の契も堅く、月下の
小舟
(
をぶね
)
に比翼の
櫂
(
かひ
)
を
操
(
あやつ
)
り、スプレイの流を
指
(
ゆびさ
)
して、この水の
終
(
つひ
)
に
涸
(
か
)
るる日はあらんとも、我が恋の
燄
(
ほのほ
)
の消ゆる時あらせじ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
春子はフオオト夫人の弟なる若いジエヱムスと
相愛
(
あひあい
)
してゐて遂に婚約の意志を發表した。其の爲め春子の兩親はフオオト夫人の監督の行き屆かない事を攻めて春子を早速實家に引取つてしまつた。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
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