“あおめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碧眼83.3%
青梅16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼の縁はうすくくろずんだけれど、哀愁をたたえた底知れぬ深さの碧眼あおめが不釣合なほど大きく見えて、それが僅かに顔の全体を明るくしているようだ。
碧眼 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
碧眼あおめの女よ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
砂利じゃり玉石たまいしは玉川最寄もよりから来るが、沢庵たくあん重石おもし以上は上流青梅あおめ方角から来る。一貫目一銭五厘の相場そうばだ。えらんだ石をはかりにかけさせて居たら、土方体どかたていの男が通りかゝって眼をみは
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
少し西北には、青梅あおめから多摩川上流の山々が淡く見える。西南の方は、富士山も大山も曇った空にひそんで見えない。唯藍色あいいろの雲の間から、弱い弱い日脚ひあしが唯一筋はすに落ちて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)