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『さくらんぼ』
ふりがな文庫
『
さくらんぼ
(
)
』
さくらんぼうは彼女の唇を熱がるが、彼女の唇はさくらんぼうに涼もうとする。 さくらんぼうを三粒ほど束ねて女は男の頬を叩いた。その時男の決心がついた。彼女がそれを思い出している時小さいみか子が金魚にたべさせようとしてさくらんぼうを玻璃鉢のなかへ …
著者
岡本かの子
初出
「週刊朝日」1932(昭和7)年6月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
患
(
わずらい
)
喰
(
たべ
)
瞑
(
くら
)
熟
(
じゅく
)
籠
(
かご
)
偏
(
かたよ
)
宜
(
よ
)
束
(
たば
)
爽
(
さわや
)
楽焼
(
らくやき
)
鼠
(
ねずみ
)
選
(
よ
)
蝸牛
(
かたつむり
)
結納
(
ゆいのう
)
稽古
(
けいこ
)
砂利
(
じゃり
)
濡
(
ぬ
)
潜
(
くぐ
)
仕舞
(
しま
)
枇杷
(
びわ
)
揉
(
も
)
師匠
(
ししょう
)
崩
(
くず
)
呑気
(
のんき
)
却
(
かえ
)
他所
(
よそ
)