『不可能』
人よ、攀ぢ難いあの山がいかに高いとも、 飛躍の念さへ切ならば、 恐れるなかれ不可能の、 金の駿馬をせめたてよ。 登れなほ高く、なほ遠く。たとひ賢しらに なんぢが心、山腹の 泉のそばを慕ふとも、 悦はすべて飛躍である。 途のなかばにとまる者は …
著者 | エミール・ヴェルハーレン |
翻訳者 | 上田敏 |
ジャンル | 文学 > フランス文学 > 詩 |
初出 | 「朱欒 創刊号」1911(明治44)年11月 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |