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『女体』
ふりがな文庫
『
女体
(
にょたい
)
』
楊某と云う支那人が、ある夏の夜、あまり蒸暑いのに眼がさめて、頬杖をつきながら腹んばいになって、とりとめのない妄想に耽っていると、ふと一匹の虱が寝床の縁を這っているのに気がついた。部屋の中にともした、うす暗い灯の光で、虱は小さな背中を銀の粉の …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「帝国文学」1917(大正6)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
滑
(
なめらか
)
憎
(
にくし
)
楊
(
よう
)
遥
(
はるか
)
自
(
おのずか
)
粉
(
こな
)
楊某
(
ようぼう
)
描
(
えが
)
妄想
(
もうぞう
)
匂
(
におい
)
女体
(
にょたい
)
朧
(
おぼろ
)
柘榴
(
ざくろ
)
乃至
(
ないし
)
湛
(
たた
)
凝脂
(
ぎょうし
)
灯
(
ひ
)
現
(
うつつ
)
凝固
(
こりかた
)
縁
(
ふち
)
円
(
まる
)
虱
(
しらみ
)
象牙
(
ぞうげ
)
乳房
(
ちぶさ
)
題名が同じ作品
女体
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)