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黄緑
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こうりょく
ふりがな文庫
“
黄緑
(
こうりょく
)” の例文
しかも明るくひろくうち開けた上流の空の、連峰と
翠巒
(
すいらん
)
、
濛々
(
もうもう
)
たる田園の
黄緑
(
こうりょく
)
、人家、煙。霧、霧、霧。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
田圃側の草の上には、土だらけの足を投出して、あおのけさまに寝ている働き
労
(
つか
)
れたらしい男があった。青麦の穂は
黄緑
(
こうりょく
)
に熟しかけていて、大根の花の白く咲き乱れたのも見える。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その一角と一角とが、いまや入り乱れて、
揉
(
も
)
み合っていた。折々、
喊声
(
かんせい
)
は天をふるわし、鎗刀の光は日にかがやいて白い。どよめく度に、
白紅
(
はっこう
)
の旗や
黄緑
(
こうりょく
)
の
旆
(
はい
)
は嵐のように揺れに揺れている。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“黄緑”の解説
黄緑(きみどり、おうりょく)は、黄色と緑の間色。
「黄緑」の歴史は浅く、明治時代に使われ始めた複合語である。
「黄緑」を示す単色光の波長は、およそ545nmから565nm程度であり、短波長になるほど緑みがかった色に、長波長になるほど黄みがかった色になる。
下の色見本で、左は黄みの黄緑、右は緑みの黄緑である。
右はJISで定められたマンセル値に基づき再現された色見本である。
(出典:Wikipedia)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
“黄”で始まる語句
黄昏
黄金
黄
黄色
黄金色
黄楊
黄泉
黄葉
黄昏時
黄八丈