黄味きいろみ)” の例文
この黄味きいろみの強い赤い夕陽ゆうひの光に照りつけられて、見渡す人家、堀割、石垣、すべての物の側面は、その角度を鋭く鮮明にしてはいたが
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
赤色せきしょくなつめの実の赤色にしてけぶれるほのおの色(黒き赤)と銀色ぎんしょくの灰色(灰の赤)とに分たれ、緑には飲料茶の緑、蟹甲かいこうの緑、また玉葱たまねぎしんの緑(黄味きいろみある緑色)、はすの芽の緑(あかる黄味きいろみある緑)
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)