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魑魅
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すだま
ふりがな文庫
“
魑魅
(
すだま
)” の例文
震ひつゝ殘れるアレッツオの者我に曰ひけるは、かの魔性の
魑魅
(
すだま
)
はジャンニ・スキッキなり、狂ひめぐりてかく人をあしらふ 三一—三三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
黄金色
(
わうごんいろ
)
の
金盞花
(
きんせんくわ
)
、男の夢に
通
(
かよ
)
つてこれと
契
(
ちぎ
)
る
魑魅
(
すだま
)
のもの
凄
(
すご
)
い
艶
(
あで
)
やかさ、これはまた
惑星
(
わくせい
)
にもみえる、或は悲しい「夢」の愁の髮に燃える火。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
清水につくと、
魑魅
(
すだま
)
が枝を下り、茂りの中から
顕
(
あら
)
われたように見えたが、早く尾根づたいして、
八十路
(
やそじ
)
に近い、脊の低い柔和なお
媼
(
ばあ
)
さんが、片手に
幣結
(
しでゆ
)
える
榊
(
さかき
)
を持ち、
杖
(
つえ
)
はついたが、
健
(
すこやか
)
に来合わせて
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
魑魅
(
すだま
)
が気夢にふれて
焔の后
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
“魑魅”の意味
《名詞》
魑魅(チミ、すだま)
霊魂やもののけなどが姿をかえたもの。すだま。
(出典:Wiktionary)
魑
漢検1級
部首:⿁
21画
魅
常用漢字
中学
部首:⿁
15画
“魑魅”で始まる語句
魑魅魍魎