“鬼髯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おにひげ50.0%
きぜん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼髯おにひげが徒党を組んで左右へ立ち別かれ、眼の玉が金壺かなつぼの内ぐるわに楯籠たてこもり、まゆが八文字に陣を取り、くちびる大土堤おおどてを厚く築いた体、それに身長みのたけやぐらの真似して
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
そうまなこは百錬の鏡というもおろかである。怒れる鬼髯きぜんは左右にわかれ、歯は大きな唇を噛み、眉、まなじり、髪のさき、すべて逆しまに立って、天も衝かん形相である。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)