鬼髯きぜん)” の例文
そうまなこは百錬の鏡というもおろかである。怒れる鬼髯きぜんは左右にわかれ、歯は大きな唇を噛み、眉、まなじり、髪のさき、すべて逆しまに立って、天も衝かん形相である。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)