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髭髯
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ひげ
ふりがな文庫
“
髭髯
(
ひげ
)” の例文
「さやうでございますよ、
年紀
(
としごろ
)
四十ばかりの
蒙茸
(
むしやくしや
)
と
髭髯
(
ひげ
)
の
生
(
は
)
えた、
身材
(
せい
)
の高い、
剛
(
こは
)
い顔の、
全
(
まる
)
で壮士みたやうな
風体
(
ふうてい
)
をしてお
在
(
いで
)
でした」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
老人は例の雪のような
髭髯
(
ひげ
)
をひねくりながらさみしそうに悲しそうに、意地のわるそうに笑ったばかりで何とも答えなかった。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
その人は
齢
(
よはひ
)
三十六七と見えて、
形癯
(
かたちや
)
せたりとにはあらねど、寒樹の夕空に
倚
(
よ
)
りて孤なる
風情
(
ふぜい
)
、
独
(
ひと
)
り負ふ
気無
(
げな
)
く
麗
(
うるはし
)
くも富める
髭髯
(
ひげ
)
は、下には
乳
(
ち
)
の
辺
(
あたり
)
まで
毿々
(
さんさん
)
と垂れて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
髭髯
(
ひげ
)
が雪のように白いところからそのあだ名を得たとはいうものの小さなきたならしい老人で、そのころ七十いくつとかでもすこぶる強壮なこつこつした
体格
(
からだ
)
であった。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
髭
漢検準1級
部首:⾽
15画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“髭”で始まる語句
髭
髭面
髭剃
髭男
髭籠
髭武者
髭侍
髭先
髭越
髭草