“髭籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひげかご66.7%
ひげこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした若い女たちは新春の喜びに満ち足らったふうであった。北の御殿からいろいろときれいな体裁に作られた菓子の髭籠ひげかごと、料理の破子わりご詰めなどがここへ贈られて来た。
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ひるごろであるが、小さい童女が緑の薄様うすようの手紙の大きい形のと、小さい髭籠ひげかごを小松につけたのと、また別の立文たてぶみの手紙とを持ち、むぞうさに走って来て夫人の前へそれを置いた。宮が
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「手桶一対——白絵に鶴亀、松竹を書く、本式は手桶十二——それに髭籠ひげこ——摺古木すりこぎ——杓子しゃくし
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)