“ひげかご”の漢字の書き方と例文
語句割合
髭籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした若い女たちは新春の喜びに満ち足らったふうであった。北の御殿からいろいろときれいな体裁に作られた菓子の髭籠ひげかごと、料理の破子わりご詰めなどがここへ贈られて来た。
源氏物語:23 初音 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ひるごろであるが、小さい童女が緑の薄様うすようの手紙の大きい形のと、小さい髭籠ひげかごを小松につけたのと、また別の立文たてぶみの手紙とを持ち、むぞうさに走って来て夫人の前へそれを置いた。宮が
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)