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髪結
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かみゆひ
ふりがな文庫
“
髪結
(
かみゆひ
)” の例文
旧字:
髮結
添毛
(
そへげ
)
をするのに一層勝手が好いからであるらしい。前に云ふのを忘れたが、
髪結
(
かみゆひ
)
の店には白髪
交
(
まじ
)
りの
附髷
(
つけまげ
)
や
鬘
(
かつら
)
、
全
(
まつた
)
く白いのなども
夥
(
おびたゞ
)
しくあるのである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
淫鄙な
権妻
(
ごんさい
)
、
狡獪
(
かうくわい
)
な
髪結
(
かみゆひ
)
等いづれも
生々
(
いきいき
)
とした新しい興味を以て写し出されてゐる。
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
自分も
巴里
(
パリイ
)
で
時時
(
とき/″\
)
其
(
その
)
床屋へ行く。其れは髪の毛が一本でも
散
(
ちら
)
ばつて居ないのを
礼
(
らい
)
とする
此処
(
ここ
)
では自分で手際よく髪を持ち扱ひ
難
(
にく
)
いからである。
髪結
(
かみゆひ
)
は多く男である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
“髪結(髪結い)”の解説
髪結い(かみゆい)は、江戸時代から明治にかけての理髪業に従事する人を総称する言葉で、現代の理容師のこと。
男性の髪を手がける男の髪結いで「髪結い床」という自分の店を持つものは床屋とも呼ばれたが、女性の髪を手がける女髪結いは遊廓(遊女は上得意だった)や顧客の家を訪問していた。
以下「床屋」では男性の髪結い、「女髪結い」では女性の髪結いについて扱う。
(出典:Wikipedia)
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“髪結”で始まる語句
髪結床
髪結新三
髪結銭
髪結所
髪結職
髪結賃
髪結渡世