“高囀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかさえず50.0%
たかさえずり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、冬の日のわびしさに、紅椿べにつばきの花を炬燵こたつへ乗せて、籠を開けると、花をかぶって、密を吸いつつくちばし真黄色まっきいろにして、掛蒲団かけぶとんの上を押廻おしまわった。三味線さみせんを弾いて聞かせると、きそって軒で高囀たかさえずりする。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もう十時頃で、田舎はのんきですから、しらしらあけもおんなじに、清々すがすがしく、朗かに雀たちが高囀たかさえずりで遊んでいます。蛙も鳴きます。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)