“高味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうみ50.0%
うまい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「殿様、とりあえずぎゅうを召上れ、まず当節は牛に限りますな、ことに築地の異人館ホテルの牛の味と来ては、見ても聞いてもこたえられねえ高味こうみでげす」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さあ参りました、天下の高味こうみ、文明開化の食物——」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こは当楼の後ろの大薮に数年すねんすんでいる狸の所為しわざにて、毎度この高味うまいものをしてやらるると聞き、始めてばかされたと気がついて、はては大笑いをしたが、化物ばけものと直接応対したのは、自分ばかりであろうと
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)