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駒寄
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こまよ
ふりがな文庫
“
駒寄
(
こまよ
)” の例文
けれども彼女が青山の実姉の家にはいったという事が知れた。その家では、まるで交通
遮断
(
しゃだん
)
とでもいうように表門には
駒寄
(
こまよ
)
せまでつくって堅く閉じ、通用門をさえ締切ってしまった。
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
土蔵の裾を囲む
駒寄
(
こまよ
)
せの中に、柳の大木が生えている。枝に葉のある季節には、青い
簾
(
すだれ
)
のようにその枝が、土蔵の前を覆うていた。町内のどの家と交際しているということもなかった。
蝙蝠
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
正面はたかき石段にて、上には左右に石の
駒寄
(
こまよ
)
せ、石灯籠などあり。桜の立木の奥に社殿遠くみゆ。石段の下には桜の大樹、これに沿うて上のかたに
葭簀張
(
よしずばり
)
の茶店あり。店さきに
床几
(
しやうぎ
)
二脚をおく。
番町皿屋敷
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
家貞はすぐ、
駒寄
(
こまよ
)
せに、立ちあらわれ——。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土蔵の
裾
(
すそ
)
を囲む
駒寄
(
こまよ
)
せの中に、柳の大木が生えてゐる。枝に葉のある季節には、青い
簾
(
すだれ
)
のやうにその枝が、土蔵の前を覆うてゐた。町内のどの家と交際してゐるといふこともなかつた。
蝙蝠
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
駒
常用漢字
中学
部首:⾺
15画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“駒”で始まる語句
駒
駒下駄
駒形
駒込
駒鳥
駒飼
駒場
駒形堂
駒止
駒岡