首低うなだ)” の例文
黙って控えて沈みきって首低うなだれたところをつかまえてやろうかと、構図に苦心しているうちに、とうとう機会を逸して、まだ着手いたしません
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とまた低声こごえに呼びて、もの驚きをしたらんごとく、肩をすぼめて首低うなだれつ。鉄瓶にそと手を触れて
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのうちに嬢次母子おやこは思わず抱き合って嗚咽おえつの声を忍び合った。一同は粛然と首低うなだれた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
同じ日の夕方、机竜之助は、炬燵こたつを前にして、端然と腕組みをして首低うなだれていました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
……(恥じて首低うなだる。)
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
忽ちめて、そうして、しかと湖水の四方の陸と島とを弁別してから、以前の庵のところに立戻って来ると、弁信法師は以前のままの姿で首低うなだれて考え込んでいましたが、やがて言いました
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
首低うなだれてしまいました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)