“首低”の読み方と例文
読み方割合
うなだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黙って控えて沈みきって首低うなだれたところをつかまえてやろうかと、構図に苦心しているうちに、とうとう機会を逸して、まだ着手いたしません
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とまた低声こごえに呼びて、もの驚きをしたらんごとく、肩をすぼめて首低うなだれつ。鉄瓶にそと手を触れて
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのうちに嬢次母子おやこは思わず抱き合って嗚咽おえつの声を忍び合った。一同は粛然と首低うなだれた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)