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饅頭屋
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まんじゅうや
ふりがな文庫
“
饅頭屋
(
まんじゅうや
)” の例文
小説家後藤
宙外
(
ちゅうがい
)
氏が鎌倉に住んでいた
比
(
ころ
)
のことであると云うから、明治三十年前後のことであろう、その時鎌倉の雪の下、つまり
八幡宮
(
はちまんぐう
)
の前に
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
があって
二通の書翰
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その中に京都の
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
塩瀬三左衛門と云うものも伺候したが、光秀が献上の
粽
(
ちまき
)
を、笹をとらずに食ったのでびっくりし、これでは、戦争は敗だと思ったと云う。
山崎合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
中村の家にいる姉のおつみの青い痩せた顔を思い泛べると、
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
の
蒸籠
(
せいろう
)
から立つ湯気を見ても
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いやどうも、このごろは悪い奴が近辺へ入り込むので。なに、わずか三十文のところを
手厳
(
てきび
)
しく言うでもないが、いくら
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
だからというて、甘くばかり見せておられぬわい」
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
馭者は
宿場
(
しゅくば
)
の横の
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
の
店頭
(
みせさき
)
で、
将棋
(
しょうぎ
)
を三番さして負け通した。
蠅
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
▼ もっと見る
鎌倉の八幡宮の前にあったあの雪の下の
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
へ、
某日
(
あるひ
)
二通の
書翰
(
しょかん
)
が届いた。一通は横浜の
彼
(
か
)
の女の家から来た書翰で、一通は佐倉に居る××君の書翰であった。
二通の書翰
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
庁舎を出て、用もないまま町の公園をぶらついたすえ、子供らの騒いでいる
鞦韆
(
ぶらんこ
)
のある遊び場までくると、そこの一隅に荷を下ろしていた、うすぎたない
饅頭屋
(
まんじゅうや
)
の小男が
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
饅
漢検1級
部首:⾷
20画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“饅頭”で始まる語句
饅頭
饅頭笠
饅頭形
饅頭焼
饅頭谷
饅頭型
饅頭塚
饅頭山
饅頭風
饅頭茸