“まんじゅうや”の漢字の書き方と例文
語句割合
饅頭屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやどうも、このごろは悪い奴が近辺へ入り込むので。なに、わずか三十文のところを手厳てきびしく言うでもないが、いくら饅頭屋まんじゅうやだからというて、甘くばかり見せておられぬわい」
馭者は宿場しゅくばの横の饅頭屋まんじゅうや店頭みせさきで、将棋しょうぎを三番さして負け通した。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
鎌倉の八幡宮の前にあったあの雪の下の饅頭屋まんじゅうやへ、某日あるひ二通の書翰しょかんが届いた。一通は横浜のの女の家から来た書翰で、一通は佐倉に居る××君の書翰であった。
二通の書翰 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)