“饅頭谷”の読み方と例文
読み方割合
まんじゅうだに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛込区内では○市ヶ谷冨久町とみひさちょう饅頭谷まんじゅうだにより市ヶ谷八幡鳥居前を流れて外濠そとぼりに入る溝川○弁天町べんてんちょうの細流○早稲田鶴巻町つるまきちょう山吹町やまぶきちょう辺を流れて江戸川に入る細流。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
市ヶ谷饅頭谷まんじゅうだにの貧しい町を通ると、三月の節句に近いころで、幾軒となく立ちつづく古道具屋の店先には、雛人形が並べてあったのを、お房が見てわたくしのたもとを引いた。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)