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飴煮
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あめに
ふりがな文庫
“
飴煮
(
あめに
)” の例文
「あたりめえだ、中華の米の
郷
(
さと
)
、
鮮魚
(
さかな
)
の
郷
(
さと
)
といわれるこの江州でいながら、死んだ魚の
飴煮
(
あめに
)
や吸物なんぞ食わせやがって」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鯎
(
うぐい
)
と
蓴菜
(
じゅんさい
)
の酢味噌。
胡桃
(
くるみ
)
と、
飴煮
(
あめに
)
の
鮴
(
ごり
)
の鉢、鮴とせん
牛蒡
(
ごぼう
)
の椀なんど、膳を前にした光景が
目前
(
めさき
)
にある。……
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もっとも、最初東京にはいってくるものは、
江州
(
ごうしゅう
)
地方でいわゆるあゆの
飴煮
(
あめに
)
にするものであって、これはあまり美味なものではない。あゆは不思議な魚で、水勢のないところでは大きくならない。
若鮎について
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
やがて
焙
(
あぶ
)
り肉や
羹
(
あつもの
)
も出来、
飴煮
(
あめに
)
も皿に盛られ、婆はほどよいころと、料理
盤
(
ばん
)
を持って、二階部屋をそっと開けた。……ところがである、婆の哲学は、案に相違していた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鯉の
飴煮
(
あめに
)
などの
美味
(
うま
)
さといったら堪らない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“飴煮(
甘露煮
)”の解説
甘露煮(かんろに)は、煮物・煮魚料理の一種。飴煮(あめに)ともいう。
西洋での類似した料理のグラッセについても、本記事で説明する。
(出典:Wikipedia)
飴
漢検準1級
部首:⾷
13画
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“飴”で始まる語句
飴
飴屋
飴色
飴売
飴玉
飴細工
飴菓子
飴釉
飴皮
飴買錢