食違くいちが)” の例文
が、世の中の出来事は兎角とかく志とはちぐはぐになって食違くいちがいたがるものであった。室町の停留場はぐに近付いた。
乗合自動車 (新字新仮名) / 川田功(著)
このはるまで、まだまだ子供こどもおもっていたおせんとは、つい食違くいちがって、一つたらい行水ぎょうずいつかうおりもないところから、おきしはいまだにそのままのなりかたちを想像そうぞうしていたのであったが
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)