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頬冠
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ほほかむり
ふりがな文庫
“
頬冠
(
ほほかむり
)” の例文
そして手を叩いてゐるうちに、みんな、猫に
頬冠
(
ほほかむり
)
をさせて逆さに這はすことが、とても
堪
(
たま
)
らなく面白く愉快に思はれて来ました。
仔猫の裁判
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
藩の小士族などは酒、油、醤油などを買うときは、自分
自
(
みず
)
から町に
使
(
つかい
)
に行かなければならぬ。所がその頃の士族一般の
風
(
ふう
)
として、
頬冠
(
ほほかむり
)
をして
宵
(
よる
)
出掛
(
でかけ
)
て行く。私は頬冠は大嫌いだ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
笛も三人
許
(
ばか
)
り加はつた。踊の輪は長く/\
街路
(
みち
)
なりに楕円形になつて、その人数は二百人近くもあらう。男女、事々しく装つたのもあれば、
平常服
(
ふだんぎ
)
に白手拭の
頬冠
(
ほほかむり
)
をしたのもある。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「裁判長、僕は猫の頭に
頬冠
(
ほほかむり
)
をさせて、そこいらを逆さに、
這
(
は
)
はせたらいいと思ふな。どうだい、おもしろいぞオ。」
仔猫の裁判
(新字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
頬
部首:⾴
15画
冠
常用漢字
中学
部首:⼍
9画
“頬”で始まる語句
頬
頬杖
頬張
頬被
頬辺
頬骨
頬白
頬髯
頬桁
頬笑