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鞺鞳
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どうとう
ふりがな文庫
“
鞺鞳
(
どうとう
)” の例文
そこで
歳
(
とし
)
こそ
往
(
ゆ
)
かないが源三もなんとなく心淋しいような感じがするので、川の
側
(
そば
)
の岩の上にしばし休んで、
鞺鞳
(
どうとう
)
と流れる水のありさまを見ながら
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鞺鞳
(
どうとう
)
と流れは
飛沫
(
しぶき
)
をあげていますが、川幅はわずか十一、二間、彼が対岸に立てばイヤでもこッちの人間を見ましょうし、こッちも最前からやり過ごそうと待っていたところ。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
駈寄
(
かけよ
)
る岸の柳を
潜
(
くぐ
)
りて、水は深きか、宮は
何処
(
いづこ
)
に、と
葎
(
むぐら
)
の露に
踏滑
(
ふみすべ
)
る身を
危
(
あやふ
)
くも
淵
(
ふち
)
に臨めば、
鞺鞳
(
どうとう
)
と
瀉
(
そそ
)
ぐ早瀬の水は、
駭
(
おどろ
)
く
浪
(
なみ
)
の
体
(
たい
)
を
尽
(
つく
)
し、乱るる流の
文
(
ぶん
)
を
捲
(
ま
)
いて、眼下に幾個の怪き
大石
(
たいせき
)
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“鞺鞳”の意味
《名詞》
鐘、太鼓の音がするさま。
(出典:Wiktionary)
鞺
部首:⾰
20画
鞳
漢検1級
部首:⾰
18画
“鞺”で始まる語句
鞺々
鞺
鞺鞺