“青蠅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおばえ77.8%
あおはえ11.1%
せいよう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一の種類に属するものは、極めて大胆で、死体に湧く青蠅あおばえのように物事にしつっこい。第二の種類に属するものは、極めて臆病で、のりの足らぬ切手のように執着に乏しい。
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その魚はかつては海で泳いでいたものを、漁師ぎょしがとって、そして人がそれを買ってお蔬菜そさいにして食って、その頭を捨てた。そこへ青蠅あおはえが飛んで来て食っているのである。
念仏と生活 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
はえといえば下らぬ者の上無しで、漢の班固をして、青蠅せいようは肉汁を好んでおぼれ死することを致す、と笑わしめた程の者であるが
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)