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霜風
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しもかぜ
ふりがな文庫
“
霜風
(
しもかぜ
)” の例文
するとはるか向うの丘の上に在る王宮の中から、美しい音楽の
響
(
ひびき
)
が、身を切るような
霜風
(
しもかぜ
)
に連れて吹き込んで来ました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
清麿は、身を
凍
(
こお
)
らせて、
凝
(
じっ
)
と、聞き澄ましていた。唇の色まで
霜風
(
しもかぜ
)
にふかれて
蒼
(
あお
)
かった。——然し、彼の性来多感の血は、少年のように、皮膚の下に
沸
(
たぎ
)
り立っていた。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうして片手を
罎
(
びん
)
の栓へかけて、出会い
頭
(
がしら
)
に毒薬をふりかけてくれようと、
血眼
(
ちまなこ
)
で駈けまわりましたが、不思議や悪魔はどこへ行ったか影も形も無く、只
霜風
(
しもかぜ
)
が身を切るように冷たくて
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
霜
常用漢字
中学
部首:⾬
17画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“霜”で始まる語句
霜
霜月
霜柱
霜夜
霜解
霜枯
霜降
霜葉
霜除
霜焼