“雪靴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つまご50.0%
ゆきぐつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤い脚絆がずり下り、右足の雪靴つまごの紐が切れかかっているのをなおそうともしないで、源吉はのろのろとあるいて行った。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)
その間の事情をよく知っておればこそ、重い雪靴つまごの足を引ずって教えられた道を大丸の事務所の方へあるきながら、源吉の心は暗い不安につつまれていた。
鰊漁場 (新字新仮名) / 島木健作(著)
うへからなぞは、とおもひながら、せばいゝのに、——それでも草履ざうり遠慮ゑんりよしたが、雪靴ゆきぐつ穿いた奥山家おくやまが旅人たびびとで、ぐい、と踏込ふみこむと、おゝつめたい。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)