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随身門
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ずいじんもん
ふりがな文庫
“
随身門
(
ずいじんもん
)” の例文
用もないのに
小路
(
こうじ
)
々々の果までを飽きずに見歩いた後、やがて
浅草
(
あさくさ
)
随身門
(
ずいじんもん
)
外
(
そと
)
の裏長屋に
呑気
(
のんき
)
な
独世帯
(
ひとりじょたい
)
を張っている
笠亭仙果
(
りゅうていせんか
)
の
家
(
うち
)
へとやって来た。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
観音堂に向っては右が三社権現、それから矢大臣門(
随身門
(
ずいじんもん
)
のこと)、その右手の隅に講釈師が一軒あった。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
坂を降りて左側の鳥居を
這入
(
はい
)
る。
花崗岩
(
みかげいし
)
を敷いてある道を根津神社の方へ
行
(
ゆ
)
く。下駄の
磬
(
けい
)
のように鳴るのが、
好
(
い
)
い心持である。
剥
(
は
)
げた木像の据えてある
随身門
(
ずいじんもん
)
から内を、古風な
瑞籬
(
たまがき
)
で囲んである。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それから、この浅草寺ですが、混淆時代は三社権現が地主であったから
馬道
(
うまみち
)
へ出る東門(
随身門
(
ずいじんもん
)
)には矢大臣が祭ってあった。これは神の境域であることを証している。
幕末維新懐古談:31 神仏混淆廃止改革されたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
既に『
大窪
(
おおくぼ
)
だより』その他の拙著において私は寺の
門口
(
もんぐち
)
からその内外を見る景色の最も面白きは浅草の二王門及び
随身門
(
ずいじんもん
)
である事を語った。
然
(
さ
)
れば今更ここにその興味を繰返して述べる必要はない。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“随身”で始まる語句
随身