トップ
>
隆達
>
りゅうたつ
ふりがな文庫
“
隆達
(
りゅうたつ
)” の例文
のみならず、『
梁塵秘抄
(
りょうじんひしょう
)
』や『
閑吟集
(
かんぎんしゅう
)
』や
隆達
(
りゅうたつ
)
の小歌にまで短歌形式は崩れずに伝わってゆく。が、それだけに古体を存したということになる。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
その頃は
隆達
(
りゅうたつ
)
小唄や、
平九節
(
ひらくぶし
)
小唄の勃興期で、江戸にも
漸
(
ようや
)
く名人と言われた、女師匠が現われるようになっていました。
銭形平次捕物控:053 小唄お政
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小屏風
(
こびょうぶ
)
を持ちだして、その蔭で、助右衛門と勘六が、
隆達
(
りゅうたつ
)
の
節
(
ふし
)
を真似て唄った。瀬左衛門は、真面目くさって、堺町の歌舞伎踊りを踊るのだった。
べんがら炬燵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
などと、呑気そうな、
隆達
(
りゅうたつ
)
くずしが、しんしんと、
更
(
ふ
)
け渡るあたりの静けさを、寂しく破るのだった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
女の師匠は当時は
稀
(
まれ
)
であったが、
隆達
(
りゅうたつ
)
をはじめ、
弄斎節
(
ろうさいぶし
)
、土手節など、市中に小唄がひどく流行し、そのために女師匠なども、ひとさかりだったが、おこなわれたようである。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
塀の中から、お綱であろう、周馬を待つ間の退屈しのぎに、探し出した三味線の糸をなおして、
薗八節
(
そのはちぶし
)
か
隆達
(
りゅうたつ
)
か、こッそりと爪で気まぐれな
水調子
(
みずちょうし
)
を
洩
(
も
)
らしている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
新しく
琉球
(
りゅうきゅう
)
から
渡来
(
わた
)
ってきた三味線を工夫したり、またその三味線を基礎にして
今様
(
いまよう
)
の歌謡ができて来たり、その派生から
隆達
(
りゅうたつ
)
ぶしだの上方唄だのが作られたり、そういったものは
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“隆達”の解説
隆達(りゅうたつ、大永7年(1527年) - 慶長16年11月25日(1611年12月28日))は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての日蓮宗の僧。小歌隆達節の創始者。号は高三坊・自在庵。高三隆達(たかさぶりゅうたつ)。
(出典:Wikipedia)
隆
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
達
常用漢字
小4
部首:⾡
12画
“隆達”で始まる語句
隆達節