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いんぽん
ふりがな文庫
“
院本
(
いんぽん
)” の例文
宋
(
そう
)
に戯曲、
渾
(
こん
)
、
詞説
(
しせつ
)
有り。
金
(
きん
)
に
院本
(
いんぽん
)
、
雑劇
(
ざつげき
)
有り、
其
(
そ
)
の
実
(
じつ
)
は一なり。〕とあるによりて知らる。これ
鷲津毅堂
(
わしづきどう
)
先生が『
親燈余影
(
しんとうよえい
)
』に出でたり。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
二葉亭も
院本
(
いんぽん
)
や小説に沈潜して好んで
馬琴
(
ばきん
)
や
近松
(
ちかまつ
)
の真似をしたが、根が漢学育ちで国文よりはむしろ漢文を喜び、かつ深く露西亜文に
親
(
したし
)
んでいたから
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
まして小説や
院本
(
いんぽん
)
も、和歌と同じく文学といふ者に属すと聞かば、定めて目を
剥
(
む
)
いて驚き可申候。
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
まして小説や
院本
(
いんぽん
)
も和歌と同じく文学というものに属すと聞かば定めて目を
剥
(
む
)
いて驚き
可申
(
もうすべく
)
候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
一 小説といふ語はもと日本語にあらず、戯曲
院本
(
いんぽん
)
なぞいふも皆漢文より借り
来
(
きた
)
れるもの。これだけにても日本の小説家たるもの欧洲語の外に漢文も少しはのぞいて置く必要あるべし。
小説作法
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“院”で始まる語句
院
院宣
院長
院内
院主
院代
院子
院化
院司
院外