“院司”の読み方と例文
読み方割合
いんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観主かんず観主かんず院司いんじもおらんか。勅使は早や渭河いがの河口へお着きになるぞ。なぜ出迎えん。一山の用意はとどこおりなかろうな」——と。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つとに、お待ちうけらしいたたずまいである。院司いんじの上奏あって、すぐ乱声らんじょう(雅楽部の合奏)のうちに、鸞輿は、さらに中門へ進められた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)