“院子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかには50.0%
あきち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この繪は加藤さんのお家の書齋にしてゐる室から院子なかにはを見たところで……手前が書齋です。向つて左手に見えるのは戸で二重になつてゐます。
北京「可園」のスケッチ (旧字旧仮名) / 小林古径(著)
院子なかにはは磚で敷きつめてあつて清潔でこの青天井の下で食事をすることもあるさうです……院子に見えるのは嘉靖染付の大水甕で或は睡蓮が這入つてゐたかも知れません。
北京「可園」のスケッチ (旧字旧仮名) / 小林古径(著)
彼は室外の院子あきちの中をさまよっていたが、眼のうちがすこぶるハッキリしてあたりは静まり返っていた。
白光 (新字新仮名) / 魯迅(著)