“降将”の読み方と例文
読み方割合
こうしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ふうむ。降参の将伊丹兵庫のせがれに嫁ぐとは、おかしな縁だの——いやたとえ降将こうしょうであろうと織田殿に随身の上は官兵衛も一つ麾下きかの人。めでたく過せよ」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の旗を北平ほくへいに送り、世子せいしさとして曰く、これを蔵し、後世をして忘るなからしめよと。旗世子のもとに至る。時に降将こうしょう顧成こせいりて之を見る。成は操舟そうしゅうを業とする者より出づ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「それはちがう。昔の韓信かんしんを見たまえ。韓信も、降将こうしょう広武君こうぶくんに謀計をたずねておる」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)